善き資本バランス。

毎年ねぇさんからメリーチョコレートが伊勢丹三越で販売する「CHRISTMAS STORIES」という詰合せを戴いてます。上品です。

ロッテの凄いのは、コージーコーナーもそうなんですが、グループ傘下に迎えてから「良いところ」を伸ばしてるようにみえるあたりです。
 

1988年10月に、それまで学生社員だったリョーマという会社の取締役になりました。
真田さんと西山さんが相次いで中退した直後です。
 

以来…二十数余年、多くのM&Aを経営者の目線、資本側の視座で、目の当たりにしてきました。
資本構成の変化にまつわる悲喜劇は数限りないですね。
 

勿論、資本比率がすべての関係性の鏡になりますが、メリーチョコレートカムパニーのような「良い(とみえる)事例」を識るたびに、「善い経営者」でありたい、と新たになります。

NIKKOを営んでいた頃、繰り返し考えていたことは、
・経営者にとって、社員にとって、会社は、成長そして自己実現の道具でなくてはならない、ということ。
・己の指し示すあるべき事業・組織と、経営陣、社員の向かっている方向のズレ・歪みの微調整に精力を注ぐこと。
でした。

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2014年は参画先の一社Duckbill Entertainmentの資本構成が大きく入れ替わりました。
伴い、社長も変わりました。
良い感じのリスタートが切れてます。

他Langrich、SMS24/7、YOYOなど新たな株主を迎えたり、持分比率が変わったり、しております。
 

参画先では取締役として、資本をいじるところで知見意見を求められることも多く、
2015年も引き続き、メインの作業は其れになります、たぶん。

メリーチョコレートの美しい化粧箱をみて、己の持つべき判断軸の拠り所が「(一個の法人としての)善き資本バランス」ではないか、と感じてる正月です。