ドメインはいいに越したことなし (キッパリ)

2020年5月19日

先日、SEOでけっこう注目されている気鋭の若きCEOにお逢いすることができ、あるサイトについて具体的な相談(検索結果に上位表示したい)をしたら、「まず、いいドメインを取得します」と一言。

そうだろな とは思っていたけど、やっぱドメインネームっていいほうが良いんですよね♪。

検索窓経由のサイト到達がこれだけ一般的になると、あんまりドメインネーム自体ってひと昔ほど重要じゃないのかな、とか感じてもいたんですけど、この御コトバ聞いて嬉しくなりました。

ネットの世紀となって、WEBサイトがブランドとかサービスを訴求するメディアとして使われています。生活者は、検索にしろドメイン名にしろ「名称」入力することで、サイトとの接点を取るようになったわけでして。故にネットでの「ネーミング(名称)」の役割を果たすドメイン名はマーケティング上、重要なんですな。

そもそも加藤はインターネットに巡り会った頃から、ドメインについてはたいへん興味を持っており。今年3月に発売された宣伝会議さんのこの本にもドメインマニアが嵩じ、本文中にてインタビューなどしていただきました。アハハ。
Webドメインマーケティング―ヒットの裏にはオリジナルドメインがあった!
Webドメインマーケティング―ヒットの裏にはオリジナルドメインがあった!

かなり投資もしたほうでしょう。この13年間の累積で勘定すると外車買える程度は遣ったと思います。(・・・馬鹿馬鹿しくてすいません)

特に このブログにつけてるドメイン名 katou.jp の起源である(その前段階に取得した)katou.co.jpを取得するためだけに、96年当時、新たに会社を登記したほどでして。

いままで設立してきた会社も、ドメインにはこだわってきました。

01年11月から今年3月まで取締役を務めた、モバイル広告のメディアレップ 株式会社モビィリードは、先に取得していたMOBILE AD(モバイル アド)のドメインをもじって読み替え「モバイル広告をリードする」ってことで、この社名にしました。この会社はその前に一度社名変更してまして、前はメディアレップジェイピー株式会社でした。取ったドメイン名そのまま。分かりやすくていいでしょ。

03年3月に設立し05年まで取締役を務めた 秘書センター株式会社は、業態そのままですが会社名なので、ヤフーで 秘書センター と検索するとJWordサイト(法人名)として一番上に出ます!。ドメインもそのまんまでいい感じ。

新年から10期目を迎えるWeb制作会社のステックワイアードでは、加藤は04年7月から現在も役員を務めています。もともとは会社名のstekwired.comというドメインでしたが、役員になった際(記念に?!)加藤が管理していたお宝ドメインの001.jpに替えました。これもお気に入りです。

弊社PanAsia Partners pte ltdも、会社名を決める際には、まず.comドメイン名が空いていないかチェックしました。そしたら案の定、取られていたんですよね。しかも似たような業態っぽいMs. DeSombreの会社に。相当悩んだのですが、結局 この会社名が気に入っていたので、間にハイフンを入れてドメイン名取りました。だから会社のロゴマークにも間にハイフン入れてるのです。

いまんとこ pan asia partners で検索すると、日本語ページを検索だと弊社しか出ませんが、WEB全体からだとMs. DeSombreの会社もけっこう出てきちゃいます。ここには負けないようにしないと。

さて そんな思い入れのあるドメイン名、本年6月 トップレベルドメイン(以下TLD)の自由化※が決まりました。

ネット監督機関であるICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)の当変更案が承認されると、この発表文では「.art」「.pepsi」「.nyc」など社名や地名、一般名詞・・あらゆる言葉がTLD名として申請可能になっちゃうことに。この計画の最終版は2009年初めに公開される予定だそうです。
(※これまでTLDは.comや.org等21種に限定。.jpや中国の.cnの国別TLDは除きます)

しかしながら、既に企業は自社の管理しているブランドにまつわるドメイン名の管理に既に相当な工数とコストをかけているので、このアイデアにはけっこう反対も予想されます。実際に「消費者に.comではないドメイン名に来てもらうのは難しい」ことは分かっているのも事実ですし。
とにかく、まだまだドメイン事情からは眼が離せそうにないですね。

ところで
加藤が13年以上も投資し続けているドメイン名なんですが、使っているのは数ドメインだけで、後は全部所有してるだけです。
取得しだした頃は、売買で儲かるかも!?なんて、取らぬ狸の匹数を数えていたものでした。ところがどっこい、海外からは景気のいい話はたまに聞こえては来るものの、日本じゃほとんど聞いたことがありません。実際、売却実績はゼロ。下血がずーっと続いています(^_^;)。
ちなみにサイト&ドメイン売買サイトのサイトストックにもいくつか数年前から載せてますが、いまだ引き合いすらありません、とほほ。サイトストックさん、是非ともプロモートのほど、よろしくお願いいたします。

一方、加藤のドメインはさておき いつの間にか このサイトストック自体がアイレップさんへの売却が成立してたみたいですね。デジパさん、おめでとうございます。でもGoogleはM&Aで動いたサイトのバックリンク価値は無効にしちゃうそうなので要注意です。

ドメイン売買、世界一ホットなのは英国のsedoという仲介会社。
ということで、加藤も現在、所有ドメインで 手放してもいいやつをこっちでも入札していまぁーす。
ハイ、買ってください。